Kiichiro Yanagitani 写真家&編集者 柳谷杞一郎 紀一郎

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死にかけたこと

3年間ホームページ更新をしなかった間に起きたことの中で、最大の事件は、残念ながら仕事上のことではなく、

交通事故で死にかけたことだ。

2011年4月、自転車で帰宅中、タクシーの右扉になぎ倒された。

決して、前方不注意で開いていた扉に激突したのではない。

タクシーの横を通過中、突然勢いよく開いた扉になぎ倒されたのである。

人生どこに不幸が転がっているかわからない。脳挫傷、外傷性くも膜下出血で意識不明となった。

幸い脳内の出血は自然に止まり、頭がい骨に穴を開ける手術はしないですんだ。

入院直後は、寝返りをうっただけで、嘔吐を繰り返していたので、

オレの人生もここまでか、などと思ったりもしたのだが、案外悪運は強かった。

10日ほどで、ほぼ元気になってしまい、15日目には退院できたのだ。

ただ、現時点でも回転する遊具(たとえば回転木馬)に乗ったり、アルコールを摂取すると、しばらく立ちあがれなくなる。

寝ころぶたびに小さな眩暈が起こる。つまりは完全にもとのカラダに戻ったとは思えない。

それでも今はテニスもできるし、ゴルフもできる。なにより事故直後は怖くて乗れなかった自転車にも最近乗れるようにもなった。

しかしながら、1番の問題は仕事に対する意欲ということになる(一時はすべての仕事からの引退を考えた)。

大きな怪我は人の気力を削ぐし、弱気にさせる(ただオレが弱いだけかもしれないが)。

そうはいっても中小零細企業の社長である僕が今すぐに仕事を投げ出すわけにはいかない。

小さいとはいえ、50人近いスタッフを抱えている。

いくつかの学校の代表も務めているから講師をしていただいている方々も加えれば200名を超える人々との関係がある。

生徒のことを考えれば1,000名を超える人たちとの繋がりかあるのだ。

もう少し頑張るしかないという思いが3年ぶりのホームページの更新を思い立たせてくれたのかもしれない。

そういえば、中学、高校、予備校、大学、マスコミでの仕事とずっと同じ道を歩いてきた神足裕司の出版記念パーティが

先々週行われた。最新刊「一度、死んでみましたが」が上梓されたのだ。

神足裕司もくも膜下出血で倒れていた。

一時は再起は難しいのではないかと考えられていたのだが、クルマ椅子生活ながら見事に復帰を果たしたのだ。

テニスボールを追いかけられるオレが負けているわけにはいかない。

オレも、久しぶりの新刊「ぼくたちの論語」を上梓したのだ。

四六判400ページ(カラー160ページ)で、なんと1,100円。

一家に一冊の愛蔵版がキャッチフレーズだ。この本の詳細については、また来年。(2013.12.27)

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柳谷杞一郎

Kiichiro Yanagitani

1957年広島生まれ。写真家&編集者。続きを読む...

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